こんにちは!元美術講師のmaki(@artstudiomana)です。
今回はこどもへの声かけについて考えていきましょう。
一昔前の子育ては、「褒めて伸ばす」でした。
でも、褒めることがその子の成長につながり続けるのか、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
目次
過去のあやまち。そして一冊の本との出会い
こども美術にたずさわった当初のわたしは、何の疑いもせず当然のように褒めてました。。
ですが、あたりまえのように褒めていると、こどもたちがなかなか上達していかないことも。。
そんなとき、何かヒントはないかと教育関連の本を読みあさっていると、ある言葉に出会いました。
「先生もうできた」「もう終わったよ!」早く終わらせたい気持ちを一旦認めて受け止める
「先生できました!」と、すぐに活動を終わりにしてしまう子どもがいます。教師は心の中で、「もう少し試行錯誤して欲しい、作品に粘り強く取り組んで欲しい」と思います。こんな時、まずは子どもの「できたよ。終わったよ」の気持ちを受け止めてはどうでしょうか。「できたね!やったね?」といって自分で終わりを決められたことや満足できた気持ちを認めます。そして作品の形や色、イメージを手がかりにして話をします。
「筑波の図画工作 指導アイディア&題材ネタ50」仲嶺盛之・北川智久・笠雷太著、明治図書、p25
この本に出会い、認めてあげるだけでいいんだ!と納得しました。
実際にこどもに試してみると、とくに問題もなく平然としている様子。
むしろ満足そうにしていました!
褒める続けると、褒められるために行動するようになる。
最初は好きだから頑張っていたものも、
「褒められたいから、がんばる」に変わってしまいます。
好きだったことも褒められるためのツールに変身。。
そのまま大人になって気付いたら、
あれ?好きなことってなんだっけ?
やりたいことってなんだっけ?
と、なってしまうことがあります。
“褒められる=正解” の方程式

褒められ続けると、褒められなかったときに不正解だと感じてしまうことがあります。
また、「他者からの評価が気になって仕方がない」という状況になることもしばしば。
人からの認められたい「承認欲求」があふれてしまいます。
こどもを思ってむやみやたらに褒めるのは、逆効果。
でも、本当にすごいな!頑張ったな!と感じたら思いっきり褒めてください。
その場合、結果ではなく、それまでのプロセスを認めてあげるといいでしょう。
まとめ
こどもを褒めすぎると、大きくなったときに承認欲求が強くなる傾向があります。
褒めるより、認めることが大切です。
本当に、すごいな!と思ったときには、それまでの過程を褒めるとよいでしょう。
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