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【こどもの絵の心理学】この色にはどんな意味があるの?

こどもが絵の中でひとつの色を好んで使うけど、意味はある?

 

そんな疑問に、元こども美術講師のmaki(@artstudiomana)が、アートセラピーの観点から色の解釈を書いていきたいと思います。

 

こどもの絵には、その時の「心の色」が素直に表現されるときがあります。

 

Point
色はその子の心を知るヒントで、きっかけにしかすぎません。
最近お子さんの様子が心配だなぁという場合は、まずはお子さん自身のすべてを受け入れて、コミニケーションやスキンシップを大切に接してください。

精神面:意欲的、エネルギッシュ、自己主張

エネルギーに満ち溢れて、何かに挑戦したい!という気持ちが現れています。

また、衝動的に生まれた強い感情を持ったときも、赤が使われることがあります。

怒りや不満を感じたときも同様ですので、いいストレス発散だと捉え、思いっきり描かせてせるといいでしょう。

能力面:得意なことを表現

例えば、走ることが得意な子は、足や靴を赤く塗ることがあります。自信の現れだと見てとれるでしょう。

得意分野を伸ばせるいいきっかけだと思いますので、あたたかく見守っていくといいでしょう。

オレンジ

赤ほどは強くはありませんが、活動的な色。

オレンジは赤と黄色の混色なので、それぞれの色の傾向をみて判断するといいかもしれません。

黄 色

黄色の意味は、前向きな気持ち頑張りを表す色でもあります。

幼児期にはよく使われる色で、「甘えたい」「こっちを見て」など注目を浴びたいときにも使われます。

この感情は誰しが体験するものなので、きちんと受け止めてあげることで、お子さんたちの愛情のコップも満たされていくでしょう。

緑色は安定感マイペースを表す色です。

自然の色でもあるので、副交感神経を整える効果もあります。

ほのぼのしたときにも使いますが、ゆっくり休みたい気持ちのときも使われることがあります。

実際にお子さんと一緒に、公園や自然の中に行ってみるのもいいかもしれません。

やさしい青、ビビットな青なら、好きなことに集中したいときでしょう。

小学校での勉強に集中し始める時期になると、青色が目につくようになります。

少し深めのブルーなら自分の世界にもぐり込んでいくようなイメージ。

自分を知るいいタイミングかもしれません。

ただ、紺色などの暗い青だと、やや重荷に感じていることもあるので、少し注意が必要です。

紫は青と赤を混ぜ合わせた色です。

気分を沈めたり、活気付けたり、どちらの要素も持っているので複雑な色と言われています。

例えば、不満や怒りを感じているけど、押さえ込んでいる状態のときにも使われます。

また、精神面や体調不良から回復していく過程のときにも表現されることも少なくありません。

白 黒

色彩が右脳を刺激するなら、モノトーンは左脳を刺激しています。

感情が沈黙し、思考力、判断力、理解力が活発になっているときなのでしょう。

こどもによっては、線や形におもしろさを発見し、もくもくと描き続ける子もいます。

ちなみに白黒写真などは、色彩を削りフォルムを意識させるようになっています。

 

まとめ 

このように色彩心理の世界では、色には意味があると言われています。

こどもの絵には「心の色」が映し出されていることがありますので、参考程度に見てみてください。

 

たまに、流行りの色やキャラクターに影響されることもあるので、気にしすぎる必要はありません。

たとえば、「鬼滅の刃」ブームのときは、緑と黒ばかりを好むこどもが増えたりもしました。

 

「しっかりこどもと向き合いたい」という方は、専門機関などでアートセラピーなどを受けてもいいかもしれません。

 

参考にした本

 

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