こんにちは!
0歳の息子に絵本の読み聞かせが日課になっているmaki(@artstudiomana)です。
今回は、以前から話題になっている絵本「あさになったのでまどをあけますよ」をご紹介したいと思います。

心が洗われる絵本でした!

目次
「あさになったのでまどをあけますよ」との出会い
わが家の絵本選びの基準は、わたしが読んでいて楽しい本(笑)
読み手の気持ちがこどもにも伝わると思い、対象年齢をスルーし、わたしが惹かれる絵本をセレクトしています。
最近出会った絵本「あさになったのでまどをあけますよ」は、完全なるジャケ買いでした。
とってもうっとりするような表紙に目を奪われてしまい、気づいたときにはポチっ。
届いてさっそく読んでみると、内容もウルっときてしまい、久しぶりにいい絵本に出会えたと感じました。

絵も内容もすてきな一冊♩
単調なお話だけど…
ストーリーはいたってシンプル。
あさになったのでまどをあけますよ
やまは やっぱり そこにいて
きは やっぱり ここにいる
だから ぼくは ここがすき
「あさになったのでまどをあけますよ」本文より引用
それぞれのこどもたちが見ている風景を、そのまま切り取ったような絵、当たり前のように朝が来て、当たり前のように日常が始まる内容です。
この絵本には、そんな1日の始まりが丁寧に描かれ、印象派のように影も色で表現していて、希望あふれる朝を感じさせます。

配色がキレイで勉強になりました!
実は、この絵本の背景には東日本大震災があります。
著者の荒井良二さんは、何度も被災地へ行き、現地でワークショップを重ねて行くうちに絵本のイメージが湧いてきたそうです。

それを知って読むと、また見え方が変わってくるのもおもしろいね。
「あさになったのでまどをあけますよ」の感想
ついつい大人の朝って「今日も会社に行って仕事をして、家事をして、育児もしなきゃ」と、ため息で始まりがち。
でも、この絵本のページをめくるたびに、朝ってこんなに気持ちいいんだ!と思い出していくでしょう。
普段、わたしの朝は
「育児ムリぽ〜毎日同じルーティンの繰り返しや〜」
と不満たらたらで始まっていましたが、息子にこの絵本を読むことで心が洗われていきました。
それと、谷川俊太郎の「朝のリレー」にも似ているな〜と思いました。
カムチャッカの若者が きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は 柱頭を染める朝陽にウインクする
谷川俊太郎「谷川俊太郎詩集 続」思潮社より
世界中どこにいても平等に朝がやってくる。
それをポジティブに過ごすのか、どんより過ごすのかはその人次第だな〜なんて。

大人にも気づきが多い絵本でした。


目が覚めたことに感謝、当たり前の景色がそこにある奇跡に気づける一冊なので、大人にもおすすめの一冊です。
育児に疲れた心も洗われていくような気がしました。
そして、お子さんも気に入ること間違いなし。
カラフルな絵なので、0歳の息子もじーっと見つめて最後まで耳をかたむけていました。
「きみのまちは はれてるかな?」のフレーズのときには、一緒に窓の外を見てみるとより一層楽しめるでしょう♩
以上、親子で楽しめる絵本「あさになったのでまどをあけますよ」をご紹介しました。
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心が疲れた大人におすすめです!